【まるかん健康だよりvol.39】
「空気の大切さ」
突然ですが、今日は1つ質問です。
「最近、いつ呼吸しましたか?」
当たり前ですが、今、まさにしていますよね。
「息止めながら読んでる」という人は中々いないんじゃないかなと思います(笑)
呼吸は、酸素と二酸化炭素を交換します。
しかし、この交換を満足にすることができないと、血液が汚れます。
排気ガスを体内に溜め込んでしまっているのと同じことなんです。
酸素がたっぷり体に入ってくると、血液を浄化してくれます。
血流も良くなります。
血流が良くなれば体温が上がって、免疫が上がります。
たっぷり酸素を取り入れるには、まず溜まっている二酸化炭素を出し切ることが必要になります。
満員電車に100人乗り込もうと思ったら、100人降ろさなきゃいけませんよね?
これと同じで、当たり前の話です(笑)
たまに、息を深く長く吐ききってから静かに息を吸い込んでみてください。
色んな呼吸法がありますが、それはまたいつか改めてお伝えします。
それで、今日の本題はそこではないんです。
最初の「いつ呼吸しましたか?」でハッとしませんでしたでしょうか?
呼吸というのは、基本的に無意識でします。
でも、呼吸を意識的にしようと思えばすることもできます。
つまり、意識と無意識が交錯する場所が、呼吸という行為なんです。
自律神経が乱れている人は、呼吸を意識的に深く、長くすることによって乱れが整ってきます。
ちなみに、長く吐ききることはダイエットにも効果的です。
呼吸だけであらゆる病を治した人もいます。
日本人だと、白隠禅師なんかが有名ですね。
そんなわけで、難しいことは全部置いておいて、今すぐ深く長い息で吐き切ってみてください。
吐ききれば、体に必要な分は吸ってくれます。
鼻と口とどっちがいい?
何秒を意識すればいい?
とか、細かいことは一切気にしないでください。
今、この瞬間、吐く息に全意識を集中してみてください。
その一息に全生命力を注ぎこむつもりで、心を込めて息を吐ききってください。
どうですか?
落ち着きませんか?
現代人は、とにかく呼吸が浅くて短いんです。
あーでもない、こーでもないと不要なことを考えて悩む時間があったら
その時間を少しだけ、呼吸に意識を向ける時間にしてみてください。
それだけで、どれだけ健康の上にいい効果が現れることか。
呼吸によって、性格まで変わってきます。
最後に、もう一度質問をします。
「あなたの息は、今、深く長いですか?それとも浅く短いですか?」